2008年11月23日日曜日

赤ちょうちん

ホルモンというのは生体活性物質と云うらしい。
男性ホルモンとか女性ホルモンとか云うのが代表的かも知れない。
じゃあ、ホルモン焼きとかホルモン煮込みと云うのは何だろう。
実は最近までホルモンがたくさん入った食い物で元気が出るモノだと思っていたのだ。
もちろんそんなものが直接入っているとは思っていないのだが内臓肉だからそれを連想させたのである。
と云いながらも本当のホルモン、関西のホルモンは食べたことがない。
関東では“やきとり”とか“もつ煮込み”というのが関西で云うところのソレではないかと思いこんでいるだけであるが、これが結構旨い!
そして、ホルモンが放るモン。放るモンは放す(ほかす)モンで捨てるモン。つまり捨てるような肉である。やっと最近、辿り着いたのである。
やきとりとかもつ煮込みは赤ちょうちんの下がった店がよく似合う。
なべや横町の路地を曲がったところに気さくな店があった。おばちゃんはどうしたかなあ! しばらく行ってない。
中野駅の南口にあったあの店はもう無くなってしまった。
荻窪の北口にも店からあふれ出て道端でビールの空き箱に座って一杯やる店がある。さすがの私でも2階には行きたくない。
火事になったら自分がホルモン焼きになってしまう。それでもいつも満員なのである。
忘れてならないのは新宿の西口。ションベン横町である。火事で焼けて綺麗になってしまった。多分もう行くことはないであろう。
ホルモンの油と煙ですすけた赤ちょうちんがないとダメなんだ。