大東諸島は北大東島、南大東島、沖の大東島、およびいくつかの小島からなる太平洋上の孤島です。
沖の大東島は無人島で現在米軍の射撃場として使用されているらしい。
下記を参照ください。
参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E8%AB%B8%E5%B3%B6
今回の訪問は南北大東島です。
那覇から空路→北大東島→南大東島→那覇、の周回路です。
雨は大したことないのですが気流が悪く 『着陸できないときは引き返す』 条件付き飛行 ボンバルディアDHC-8です。
心配をよそに、南大東島の上空を通過して北大東島空港に降り立ちました。
予報通り小雨模様、南国の陽ざしは望めません!!
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リン鉱石の由来は鳥類の糞であり長い年月で変化したものです。この島のリン鉱石は人類の欲により既に枯渇状態です。
島の人口は500人ほど。
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港はこの先崖の下にあります。
船を下すのは大変です。
昔はこの斜路を使って船を下した |
ホテルの屋上から見える灯台。灯台は島の中央付近高台の上にあります。 朝ですが灯を点しています。
資料館
大東島オオコウモリは翼を広げると80㎝センチほどになります。夜になって大東神社へ見に行きましたがかなりの数がいる様子。しかし大きな木が少ない島の環境では生息数300頭程とのこと。
産業はサトウキビや肌に潤いを保つ月桃(げっとう)葉潤水など。
月桃の花 |
この便に乗って南大東へ。
南大東島へは通ってきた空路をUターンする形、アプローチの時間を除けば実際の飛行時間は5分程度。
今日は一便だけ!
南大東島到着
わざわざ飛行機に乗らないでも船で簡単にと云いたいところ・・・
船で行けないわけではないがそれなりの理由があります。
その最大の理由は両島とも防波堤のあるまともな港がないのです。
島の成り立ちがサンゴ礁の隆起によると書きましたがそれが大きな理由、海陸の境目はほとんどが断崖絶壁、そして入り江もない。
船で上陸する禁断の方法を詳しくお話ししましょう。
南大東島に5日に一度来るという定期便 『だいとう』(貨客船690トン)が入っていました。本線は沖合に停泊、接岸していません。
貨物の積み下ろしはともかく人の乗降も籠に乗り込みクレーンで吊り込むという凄技です。
どこかで見たような人が乗っています |
私は籠に乗っています! |
南大東島は人口1300人ほど。ほぼ真っ平らなサンゴ礁の隆起した島です。この島にはリン鉱石がなくサトウキビが主な産業です。
立派すぎる?入口 |
行ってみて初めて知ったのですが立派な鍾乳洞があります。見学路もしっかり整備され素晴らしい景観を見ることができます。しかし観光客が増えるとその弊害が心配です。
特筆するべきは気象庁の 南大東島地方気象台(http://www.jma-net.go.jp/daitou/) があることです。
この気象台は台風の進路予報の重要拠点です。
風船の下に取り付けられているラジオ(GPS)ゾンデ。GPSを積んでいるので自分の位置を正確に知らせられます。
ねじれたアンテナがGPS用。本体はタバコほどの大きさです。
沖縄には無いお地蔵さん お社は沖縄風 |
沖縄の墓所は立派なお社みたいな作りが見られますが大東島にはそのようなものはほとんど見かけません。関東の墓石みたいな作りがほとんどです。
神社の鳥居とかお稲荷さんもありますが沖縄には無いようです。
大東島のカエルは冬眠しません。そして蛇はいないのでカエルがたくさんいます。ただし毒をもつようですから触らないようにと云われました。
そのほか小さい島ですが見所の多い島です。
今回、天候が悪く雄大な海に浮かぶ孤島の姿を期待しましたが残念な結果に終わりました。
次回に取っておきましょう。
しかし、意外にも海の景色を見るのが難しい島のようです。