長崎県島原市にある理性院大師堂天如塔(てんにょとう 長崎県島原市) と
鴨台観音堂(おうだいかんのんどう 東京豊島区)です。
天如塔は1910年建立と云われ市の文化財に指定されていたにもかかわらず老朽化が進んで廃虚の状態でしたが2014年5月修復が完了したとのこと。島原市は遠いのでおいそれとは行けません。
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一方、鴨台観音堂は巣鴨ですから近いです。実は正月に行ったのですが内部に入ることが出来ず再びの訪問です。
とげぬき地蔵で有名な巣鴨、地蔵通り商店街を通り抜けます。
『おばあちゃんの原宿』と云われるとおり歩いている人は年寄りが多い。私が若く見える・・・
街の賑わいが何となく変わってくる頃目的の栄螺堂が見えてきます。
通りのサインはいつの間にか庚申塚商栄会。栄螺堂はこの先大正大学構内に有ります。
大正大学の敷地には何の仕切りも有りません。昔の大学は何処も出入り自由だったと思います。
学生運動が激しくなったころ学校管理が出来なくなって高くて、乗り越えることが出来ない、強固な塀が出来てしまいました。おおらかな時代の終焉です。
でもこの大学にはそのおおらかさが残っていました。すれ違う学生の顔も和やかな感じです。
栄螺堂の脇にタコの置物が鎮座しています。入学祈願の絵馬も沢山あります。
そうです。タコの置物は『置くとパス』Octopus→置くとpass ちょうど受験シーズンでした。
鴨台観音堂(栄螺堂)は大正大学の学内施設ですが通常は誰でも拝観できます。
平成25年(2013年)5月18日完成と云われています。
二重螺旋構造の八角三匝(三層)ですが外観は五層にも見えます。登り階段の下に下り階段が二層になってるようです。一度通った道を再び通ることなくお参りが出来るようになっていて後方の出口に抜けます。
般若心経の書かれた階段を上り頂上階には聖観自在菩薩をお参りすることが出来ます。
入口からつながる五色の糸は聖観自在菩薩との結縁、鴨台観音拝観記念としていただきました。
宗教心に疎い私ですが建築の面白さを味わことが出来ました。
残念ながら内部写真の撮影はできません。
巣鴨には唯一の都電が走っています。その昔、都内を縦横に走っていた都電はこの荒川線(早稲田⇔三ノ輪橋)を残しすべてが廃止されてしまいました。
この都電沿線には気取らない昭和が残っているように思います。
新庚申塚から乗って終点の三ノ輪橋へ。 駅のホームから直結の喫茶店でチョット一休みしました。
都電のイラスト入りホットケーキです。
一休みして元気が出たので昔風商店街へ。
心を込めての商売が見える商店街です。
でも人通りの少なさが気になりますね。
最盛期の立派なアーケードを残してはいますが時代の流れには勝てず無機質で錆びの目立つシャッターがあちらこちらに。
哀愁を感じながら地下鉄で帰途につきました。
1 件のコメント:
大龍寺羅漢堂(名古屋市千種区)にさざえ堂が有ることを発見。是非行ってみたい。
萬松園栄螺堂/石川県加賀市 と云うのも有る。
こちらは宗教施設では無く展望台らしい。
さらに、レオナルド・ダ・ヴィンチの設計と云われるフランス、ロワール地方のシャンボール城内の二重螺旋階段の話しも見えてきました。
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