2012年4月26日木曜日

さざえ堂 福島県会津若松

白虎隊を祀る飯盛山のさざえ堂(三匝堂)という方が解りやすでしょうか。

このさざえ堂は西国三十三観音を祀る二重螺旋構造のお堂です。
堂内は右回りに登り最頂部からは左回りに下り、同じ所を通らず背面の出口に出られます。
この基本的な形式は他のさざえ堂も皆同じで、この三匝堂は一度に三十三観音をお参りできる巡礼の場所です。
関東にあるさざえ堂が外観は二層で内部が三層という作りではなく塔構造のスロ-プ形式となっています。
最頂部は六角形の天井です。
塔の芯柱は塔の三層目の床までで三層目は芯柱の上に乗っているように思えます。。
建物は寺社建築には珍しく簡素で構造が良く解ります。
天井の形状から堂が六角形であることも明らかです。
また外観も螺旋構造の捻れが良く解り興味深い建造物です。
雪の多い土地柄の為か痛みも激しく今後が危惧されます。

私はこのさざえ堂を見るのは初めてではありません。
これを見た為に他のさざえ堂はどうなっているのか気になりだしたのです。
宗教的なことに疎い私には構造物として、何回見てもあきない不思議な建物です。


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