2012年7月20日金曜日

ラジオ放送のデジタル化

放送のデジタル化と云えば『地デジ』が記憶に新しい。
その結果テレビの画像は一気に良くなって昔流行ったコマーシャル『見えすぎて困るのよ』と云う通りホントに困っている女優さんやメイクさんが居るらしい。
それほど画像が綺麗になり電波の利用率も良くなった。昔はキー局が50kWの大電力で放送されていたのが今は10kWでもサービスエリアは広くなっているらしい。中継局に至っては1Wと云う信じられないほどの小電力の放送局も実用になるのです。
しかし良いことだけでは無いのです。
TVセットの買い換えは一度だけですからガマンしても大雨などでは全く見えなくなるのです。
これは災害の時など仮設の状態で使いたいときなどアナログTVなら画像は悪いけど何とか情報は得られる。デジタルは見えるか見えないかその中間はない。電線の端切れをアンテナ代わりにするのは難しいのです。
テレビは高密度情報を送るので仕方がない場合もあります。


今私が気にしているのは新聞に出ていたラジオ放送のデジタル化と直接受信していないので気がつかない防災無線のデジタル化・町中にある大型スピーカで放送される 良く聞こえない 地元直結防災無線のデジタル化推進です。


詳細は不明ですがデジタルラジオの方は、アナログTVの空き周波数を使っての放送らしい。
受信品位の悪い(特に地方都市に於いて)中波AMラジオの安易なデジタル化ではなさそうなので一安心です。
中波AMラジオは地域や時間帯によって受信品位が極端に悪い、聞こえない場合がありそれの対策かと早合点しそうでした。
AMラジオは原始的な鉱石ラジオでも聞くことができるラジオの原点です。ノスタルジックな願望と云われそうですが、これが使えなくなるのは寂しい。
せいぜいHD-Radio(ハイブリッドデジタルラジオ・アメリカでは実用化に向け進んでいるらしい)と呼ばれるモードにして貰いたい。

さてもう一つ、防災無線のデジタル化。
これは既に始まっていますが使いこなしている自治体はどれほどあるのか???
*基地局と出先受信所でデータ通信が出来るらしい。
どうも無線機器メーカの口車に乗せられた感じがします。
今度の震災でもかなり役立っているのですが良く聞こえない、何を言ってるか解らない、そういう地域があるのです。
これはスピーカの音が聞こえないのでデジタル化以前の問題です。
アナログ波を使っている地域では隣接するFM放送ラジオで防災無線を直接受信出来るように
改造して町民に配った自治体もありました。
デジタル化した地域はそれも叶いません。
安易にデジタル化するのではなく家にあるラジオで防災無線を聴ける工夫が必要でしょう。
他に利用法がない防災専用ラジオでは押し入れの中にしまい込まれがち。
携帯でその地域の防災情報が自動的に受信できるのも良いか。

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