小学校の頃修学旅行で行ったり、その他何回も日光へ行ってます。
東照宮はさすがに別格です。
東京の奥座敷(最近こんな言葉使わない?)と云えば日光か箱根か、昔は絶対日光が勝っていたと思うのですがどうも最近は箱根に負けているような感じ。
負けてなるモノか・・・ガンバレ日光!!ガンバレ東武!!
今回は電車の旅。【画像をクリックすると拡大されます】
東武日光線・区間快速 |
日光の街は世界遺産登録で綺麗に整備するため頑張っています。
今日は日光に残る徳川以後の景色を眺めてきました。
日光の玄関口は東武鉄道です。
とてもゆったりした構内です |
それに比べ駅舎は? 決して粗末では無いのですがホームのイメージとかい離しているような・・・
このゆったり広々とした雰囲気を感じるのは私だけだろうか。
駅を出たら取りあえず駅舎に沿って左の方へ進んでみましょう。
JRの日光駅が有ります。
この駅舎は 『これぞ日光』 と思えるほどの風格が有ります。
駅舎の右手奥にはガラス張りの待合室が有ります。
残念ながら内部は自動販売機ひしめき合っています。
日光駅の圧巻は入口右脇の階段です。
なんとなく入るのを拒むような雰囲気。ここは一等客専用待合室。
今はグリーン車の時代、一等客は無いので誰でもOK。
ただ残念なことに今は綺麗なホールが有るだけ。隅には使われていない椅子が積み上げてある。
階段口の風格が災いして2階に上がる人が少ないのでしょう。
この日光駅もその価値を全く生かすことが出来ていないのです。
この価値を生かしていないのは日光全体に云えることかもしれません。
ガッカリ感を残しつつ東武日光駅前広場に戻ります。
JR日光駅前にもバスは来ますが本数が少ないのです。
どのバスでも良さそうですが 『神橋』 (しんきょう)へ行くか確認して乗り込みます。
神橋は二荒山神社の入口、東照宮と隣接です。
神橋はその構造が特異で両岸からせり出した橋桁に中央部を載せてあります。構造に興味のある方は必見です。
有料ですがわたることが出来ます。
駅前から神橋まではずっと上り坂です。そのためバスを使いました。帰りはこの坂を歩いて帰ります。
神橋でバスを降りたらその脇の急坂を上ります。昼も近いので140年の歴史を誇る 『金谷ホテル』 でランチにします。
140年の歴史は素晴らしいモノでそう云う風格に慣れない私は圧倒されます。
ロビーの左手奥にラウンジが有りますのでそちらへ入ります。2階にはフルコースのメインダイニングが有るのですが私のお小遣いでは・・・
ランチは一つ覚えの100年カレーを注文。
帰りはロビーで歴史的記念品の展示を見て一休み。
ホテルには売店も有りますが横目に見て素通り。
坂道を転がらないように降りて国道に出た角。
そうです駅前の通りは国道119号でした。
日光物産商会【登録有形文化財】に立ち寄ります。
店内はいわゆるお土産屋さんですが食事も出来ますし、金谷ホテルのパンも販売されています。
創業当初は金谷ホテルの土産店として営業開始。昭和の初頭、日光物産商会として独立したようです。
店内至る所風格を感じさせる、展示物もいろいろ、立ち寄る価値が有ります。
駅に向かってゆるい坂を散策右手奥に見え始める立派な建物。
日光市・日光総合支所。
現用中の市役所施設です。
市役所ですから平日なら自由に入ることが出来ます。でも観光施設ではありませんので見物には充分な配慮が必要でしょう。
帰り際、坂道の陰に素敵な教会が!
カトリック日光教会のようです。教会ですから内部を見ることも可能と思われますが今日はパス。
国道をさらに南へ新築の消防署。
文化財の多い街だけに消防自動車も沢山あります。街並に合わせるようなデザインの建物ですが歴史の重みには勝てません。
気が付けばあちらこちらで古い建物の修復や改築がされています。
そして不思議な光景が目に付きました。
家の前に色々なお宝を並べています。骨董品屋さんではなさそう。
『父親が集めたモノを整理している』 と云う若奥さんが居られました。
どうやら街並み保全で修復や改築が進んでいるようです。それでお宝の整理も・・・
骨董好きの人には滅多にないチャンスかもしれません。
中禅寺湖まで行けばさらに隠れた歴史的遺産が見られると思いますが、今日は駅に戻って帰途につきます。
快速の時間に間に合わず。
のんびり各駅停車で下今市へ。
そしてまた乗換。各停列車は直通が無くこま切れです。
下今市では、すぐに来た特急、乗らずに次の各停を待ちます。
暫く待ってきた電車はまたまた特急。
各停乗り継ぎで家に帰り着いたのは17:30頃でした。
往路は快速でしたから2時間ほど、帰りは3時間ほど。
日光駅周辺、まだまだ見たいところが有りました。でもこの次来た時には古い建物、古い景色が無くなってしまいそうな感じがします。
世界遺産の街、ドレスデンのようになってしまわないか、日光は大丈夫か心配です。
*ドレスデンは利便性のため新しい橋を架けたため、世界遺産抹消の危機。その後どうなったか・・・
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