2014年6月12日木曜日

谷根千、偏屈散歩

お散歩コースとして最近 『谷根千』 と云う言葉を耳にします。
調べて見れば、谷中、根津、千駄木、界隈をまとめてこう云うようです。省略形の好きな人たちが使い始めたのでしょう。
そんなに古くない、実際にそんな街並みの中で遊んでいた時代を思い出す。東京の昔、昭和が残ってる街を期待して行ってみました。
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山手線の日暮里駅を降り西の方向へ。 この駅名が素直に読めたら東京人。これは『にっぽり』です。
ひぐらしの里では有りません。しかし坂の上からひしめき合った商店街を見下ろすと、異様な感傷を感じます。
谷中銀座と仰々しいアーチが急な階段の先に見えます。
夕日に焼けた時間に来るべきでした。
今は12時、まだ早いです。
夕方に来ればここが『ひぐらしの里』であると思うに違いありません。
今度また陽の長い夏の夕方に来て見ましょう。路地裏の怪しげな飲み屋でコップ酒を一杯ひっかけるのも良い。

商店街はちいさな飲食店、惣菜店、ばかりが目立ちます。
それはそれで楽しいですが! 
しかし街を形作っていた地場の店が消えている。ブリキ屋が頑張っているのがせめてもの慰みでしょう。
漢字で書く『錻力店」とはいかにもそれらしいです。
10年、20年、たってもこの雰囲気が残っていることを期待したいけど難しいかもしれない。店が続いて行くには、商いを続けることも大切ですが上手に変化することがもっと大切なのでしょう。
谷根千、今は地下鉄がとても便利です。ついこの間まではチョット取り残された感じの街だったんです。
そのお蔭でまだまだ昔が残っているのですねえ。
一般のガイドブックにはそういうところが詳しく紹介されているけど私にはあまり面白味を感じません。
こんなことが気になるのは私だけでしょうか?
この電線、凄いですねえ。

これは側溝の蓋、かたつむり?・ゆっくり流れるのかなあ!!


それでも定番の根津神社に立ち寄り不忍通りへ抜けました。
目の前に上野動物園が有ります。小さな入り口です。職員の通用口かと思うほどの小さいいり口です。
こんなところに入り口が有るのを知りませんでした。
急に入って見たくなって券売機に\300を放り込みました。日本一の動物園が\300・・・これはシニア割引ですが一般でも\600です。
パンダが初めて日本にやってきたとき大行列をして見に来たのを覚えていますがその後来たのはいつだったか・・・
子供を連れて来たかも覚えていません。

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動物園特有の汚さや匂いは無く綺麗です。
園内からスカイツリーが良く見えます。

今日もパンダを見て帰りましょう!