2015年6月16日火曜日

普通の人は見過ごしてしまう日光

日光と云えば東照宮、華厳の滝、いろは坂、中禅寺湖・・・
小学校の頃修学旅行で行ったり、その他何回も日光へ行ってます。
東照宮はさすがに別格です。
東京の奥座敷(最近こんな言葉使わない?)と云えば日光か箱根か、昔は絶対日光が勝っていたと思うのですがどうも最近は箱根に負けているような感じ。
負けてなるモノか・・・ガンバレ日光!!ガンバレ東武!!
今回は電車の旅。【画像をクリックすると拡大されます】
東武日光線・区間快速
でも残念ながら東武鉄道はなんとなく泥臭い。
日光の街は世界遺産登録で綺麗に整備するため頑張っています。
今日は日光に残る徳川以後の景色を眺めてきました。
日光の玄関口は東武鉄道です。
東武日光駅に降り立つと不思議な町に降り立った感じ。
とてもゆったりした構内です
写真では表現しきれません。駅構内には緑がいっぱいです。
それに比べ駅舎は? 決して粗末では無いのですがホームのイメージとかい離しているような・・・ 
このゆったり広々とした雰囲気を感じるのは私だけだろうか。
駅を出たら取りあえず駅舎に沿って左の方へ進んでみましょう。
JRの日光駅が有ります。
この駅舎は 『これぞ日光』 と思えるほどの風格が有ります。
駅舎の右手奥にはガラス張りの待合室が有ります。
残念ながら内部は自動販売機ひしめき合っています。
日光駅の圧巻は入口右脇の階段です。
なんとなく入るのを拒むような雰囲気。ここは一等客専用待合室。
今はグリーン車の時代、一等客は無いので誰でもOK。
ただ残念なことに今は綺麗なホールが有るだけ。隅には使われていない椅子が積み上げてある。
階段口の風格が災いして2階に上がる人が少ないのでしょう。
この日光駅もその価値を全く生かすことが出来ていないのです。
この価値を生かしていないのは日光全体に云えることかもしれません。
ガッカリ感を残しつつ東武日光駅前広場に戻ります。
JR日光駅前にもバスは来ますが本数が少ないのです。
どのバスでも良さそうですが 『神橋』 (しんきょう)へ行くか確認して乗り込みます。

神橋は二荒山神社の入口、東照宮と隣接です。
神橋はその構造が特異で両岸からせり出した橋桁に中央部を載せてあります。構造に興味のある方は必見です。
有料ですがわたることが出来ます。
駅前から神橋まではずっと上り坂です。そのためバスを使いました。帰りはこの坂を歩いて帰ります。
神橋でバスを降りたらその脇の急坂を上ります。昼も近いので140年の歴史を誇る 『金谷ホテル』 でランチにします。
140年の歴史は素晴らしいモノでそう云う風格に慣れない私は圧倒されます。
ロビーの左手奥にラウンジが有りますのでそちらへ入ります。2階にはフルコースのメインダイニングが有るのですが私のお小遣いでは・・・
ランチは一つ覚えの100年カレーを注文。
帰りはロビーで歴史的記念品の展示を見て一休み。
ホテルには売店も有りますが横目に見て素通り。
坂道を転がらないように降りて国道に出た角。
そうです駅前の通りは国道119号でした。
日光物産商会【登録有形文化財】に立ち寄ります。 
店内はいわゆるお土産屋さんですが食事も出来ますし、金谷ホテルのパンも販売されています。
創業当初は金谷ホテルの土産店として営業開始。昭和の初頭、日光物産商会として独立したようです。
店内至る所風格を感じさせる、展示物もいろいろ、立ち寄る価値が有ります。
駅に向かってゆるい坂を散策右手奥に見え始める立派な建物。
日光市・日光総合支所。
現用中の市役所施設です。 
市役所ですから平日なら自由に入ることが出来ます。でも観光施設ではありませんので見物には充分な配慮が必要でしょう。
帰り際、坂道の陰に素敵な教会が!
カトリック日光教会のようです。教会ですから内部を見ることも可能と思われますが今日はパス。
国道をさらに南へ新築の消防署。
文化財の多い街だけに消防自動車も沢山あります。街並に合わせるようなデザインの建物ですが歴史の重みには勝てません。
気が付けばあちらこちらで古い建物の修復や改築がされています。
そして不思議な光景が目に付きました。
家の前に色々なお宝を並べています。骨董品屋さんではなさそう。
 『父親が集めたモノを整理している』 と云う若奥さんが居られました。
どうやら街並み保全で修復や改築が進んでいるようです。それでお宝の整理も・・・
骨董好きの人には滅多にないチャンスかもしれません。
中禅寺湖まで行けばさらに隠れた歴史的遺産が見られると思いますが、今日は駅に戻って帰途につきます。
快速の時間に間に合わず。
のんびり各駅停車で下今市へ。
そしてまた乗換。各停列車は直通が無くこま切れです。
下今市では、すぐに来た特急、乗らずに次の各停を待ちます。
暫く待ってきた電車はまたまた特急。
各停乗り継ぎで家に帰り着いたのは17:30頃でした。
往路は快速でしたから2時間ほど、帰りは3時間ほど。
日光駅周辺、まだまだ見たいところが有りました。でもこの次来た時には古い建物、古い景色が無くなってしまいそうな感じがします。
世界遺産の街、ドレスデンのようになってしまわないか、日光は大丈夫か心配です。
*ドレスデンは利便性のため新しい橋を架けたため、世界遺産抹消の危機。その後どうなったか・・・


2015年6月5日金曜日

ついに泥沼へ GM5を買ってしまいました。

GM5はちょっと個性の強いLUMIXのミラーレス一眼です。
オリンパスのC-900から始まったデジカメ遊びが泥沼の様相!!

C-900の現れる少し前、フロッピーディスクカメラ マビカとかQ-PICなどが売り出されたのですが友人のを借用して遊んでは見たモノの買うまでには至らず。
本格的デジタルカメラ C-900が発売され我慢しきれず買ってしまったのです。
今考えればおもちゃのようなモノ。 すでに下取り品として他機種に交換。
その後はコンデジ・こんな言葉は無かったけどコンパクトカメラのデジタル版、便利さにはまり10台くらい乗り換えたでしょうか。
そして今、私が普段使ってるカメラは CANON G12 です。コンデジと云われるモノの中ではチョット大き目。
LUMIX FX5
一眼レフは銀塩時代だけでデジタルは買っていません。
私のカメラの使い方・・・そんなこだわった写真を撮る訳でもなく、旅の記録みたいな写真ばかりです。
旅先で次の予定を気にしながらの写真撮影ではレンズ交換は至難の業。 旅行会社企画のパックツアーでは迷惑をかけること必至です。
そんな私にはコンデジが最適!
★ このFX5は電池切れで現在使えません。
コンデジは時代を反映した凄いカメラです。
小型で軽い、ワイドも望遠もそしてマクロも。
そんなカメラを追いかけていたのです。
なんでもOKと云うモノは結局詰めが甘くてなんとなく物足りないのは仕方が有りません。
★ MINOLTA A-200 MINOLTAの最終っモデル?

その流れの中で少し大きめ、今でも使っているのは CANON G12。コンデジと云うには少々大きいのですが電池の持ちや機動性も気に入ってます。
もちろん写りも十分。
このモデルもさらにブラッシュアップされていますがまだしばらくこのまま使いたいです。
★ NET用の写真に活躍しているFINEPIX-F100 脇にあるレンズは自作の接写用アダプター。 以外に便利!


そんな折、友人が見たいカメラが有ると云うので秋葉原の大型カメラ店へ行ったのです。
友人が見たのは最近流行の ミラーレス一眼。
そんなものより G12 のほうが良い。(現在G12も随分進化しています)
そう思い続けていたのですがその中に機能性だけでは無い面白さを見つけてしまいました。
G12の唯一の欠点は機械としてのカッコ良さ、面白さがが・・・
G12はその後のブラッシュアップで随分カッコ良くなってはいますがイマイチ気になっていたのです。
それでもG12は機能が優っていたせいか交換せず使っていた理由かもしれません。
ミラーレス一眼は一眼レフの高機能性を残しながら余分な機能をそぎ落とし使いやすさを追求したモノ??  と云うには犠牲にしたものが多すぎ、それでいてお値段はそれなりに高い。
手軽さを追求したコンデジとは明らかに違います。
ミラーレス一眼には “カッコ良い” 衝撃的機能美が有ります。
さて衝撃を受けたミラーレス一眼。
赤や黄色など派手な一見カメラとは思えない凄いモノが有ります。
手に取って見るとこれまた軽い。
一眼レフの 『腰を入れて撮る』 ような重々しさはありません。
コンデジのような軽い気持ちで使えそう。
それでいて精緻なメカの雰囲気はばっちりです。

気に入った カッコイイヤツ のカタログを手にしていたのは云うまでも有りません。
家に帰ってスペックを見直し面白さと欠点が見えてきました。
一眼レフより一回り小型で軽く今までのカメラとは違った雰囲気が有ります。
半世紀前、トランジスタラジオが流行ってポケットトランジスタの歌に酔いしれ街を歩いていた、そんな雰囲気です。
小さいための欠点も有ります。今どきの若者には確かに小さすぎるかもしれません。
無数のSW類がひしめき合って持っているだけでSWを押してしまうコトも有ります。
それでもその緻密さが私を狂わして行きます。
LUMIX GM5
いつの間にかLUMIX-GM5が私のポケットに収まっています。
賢い友人は未だ手を出さない!!」
小さいために犠牲となった部分。絶対に残したい機能。それらはメーカによりずいぶん違います。
コンデジでも付いているこんな機能が有りません。
バリアングルのモニタが無い。(頭越しの撮影には便利)
シャッターのリモートSWが無い。(wifiでスマホから出来るけど・USBでワンタッチのSWが欲しい)
交換レンズのグレードが高すぎる。(私の貧しさです)
ハイグレードレンズのお蔭でポケットには収まらない。(最悪の結果)
まるでお化けのように大きいレンズです。
このレンズは14~140mm(35mm換算28~280)と云う広範囲のズームで、よほどこだわりが有る場合を除き対応できます。
大きすぎる不満も小型化と高機能の狭間の問題です。
メーカによっては小型のレンズも有るのですが、もちろん性能にも影響してきます。無理してしまいました。
多少の不満がオプションによって解決される、これが一眼レフの魔術なのか??
GM5は個性の強いカメラでオプションも高いのが気になりますがそれなりに面白さを味わっています。
オプションがどんどん増えればそれだけ重装備になって手軽なはずのミラーレス一眼の価値が薄れそうな気もします。
各メーカもそんな使い手の気持ちを見透かすかのようにいろいろなモデルを作っています。
それらは相互の互換性が無いモノも多くどれが標準機として生き残れるかも判りません。それがミラーレス一眼に課せられた課題でしょう。