2011年10月28日金曜日

もうひとつの日光

説明を追加
日光といえば東照宮と華厳の滝、そしていろは坂。
ほとんどの方が車で行くようです。
今回は電車、それもちょっと違うルートで行ってみました。
関東の方ならご存知と思いますが、国定忠治で有名な赤城山の麓、相老駅から『わたらせ渓谷鉄道(ディーゼルカー)に乗って出発です。
この鉄道は足尾銅山のために出来た鉄道といっても良いでしょう。
終点の間藤からは日足トンネルをくぐるバス路線です。
バスの終点はJR日光駅。
車で行く人が多くなったため、この駅を知らない人が多くなったのです。
うちのカミさんもその一人。
JR日光駅
こんなに上天気でも平日のためか駅前には人影がありません。
歴史的価値の有る駅舎です。
2階にはシャンデリアのある大広間があります。
使用中で無ければ見学、あるいは会議などに借りることもできそうです。
私が行ったときには写真展をやっていました。

日光には浅草から直通の東武鉄道もあります。
東武鉄道の駅舎は建て直されたのかあまり趣がありません。
でも構内に入るとホームとホームの間に植え込みがあったりしてゆったりした素晴らしい駅なのです。
駅舎の階の部屋
面白いコースとしてJR新宿から東武日光駅に行く直通運転の電車もあります。
この電車はJRの新宿を出て栗橋を過ぎると東武線内を走り東武日光駅に行きます。
すぐ隣にあるJRの日光駅には行かないのです。

鉄道趣味の方ならすでにご存知かと思いますが福島県の会津方面に行く『野岩(やがん)鉄道』にも接続しています。
ぜひお勧めの日光めぐりコースです。
もちろん世界遺産の東照宮も見逃せないコースです。
東武鉄道日光駅











構内は広く隣のホームは見えません












ホームから駅舎を眺める

2011年10月27日木曜日

富岡製糸場

群馬県の富岡製糸場へ行ってきました。
明治になって欧米に追いつくため、世界に日本の生糸を知らしめるため、官営の近代的製糸場を造ったのです。
http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html
現在は世界遺産に登録すべく頑張っております。
平成19年度世界遺産暫定リストに記載されたと云う事で見てきました。
車で行くには上信越道の富岡インタからすぐなのですが、私の設定が悪かったのか関越道の花園インターで 降りろ! と指示されおかしいと思いながらも降りてしまったのです。
そこで降りても道路は快適混雑もなく富岡の町へ到着。
町は閑散として歩いてる人はほとんどなし。
町内にはたくさんの駐車場がありましたので適当に車を置いて散策。

場内にはツアーガイドもいまして丁寧な説明を受けられました。
さすが世界遺産応募!
しかし、展示物は傷みが激しく海外の人が見にきたら恥ずかしい。
明治の初めから昭和62年まで操業していた製糸工場は素晴らしいものです。
トラス構造の木造建築で棟延長が100mを越す巨大な建物は現在でもしっかりとその威容を保っています。
しかし細部の痛みは激しく早急の修理が必要と思いました。
そしてこの遺産を要する富岡の町はすでにほとんどの歴史的建造物はなく保存に対し手遅れ感があります。
なお、館内の写真撮影は基本的に可能ですがホームページ等に使用する場合は許可が必要となっています。

製糸場前の道に目立つ建物があります聞くところによりますと消防小屋の跡・特徴ある望楼が唯一時代を物語っているように思えます。
この建物の説明が近くにあるとお聞きしたのですがついに発見できず。
残念ながら訪問した日は、水曜日で町の商店街の休業日でその姿を見るには都合の悪い日でした。平日なら印象も変わったかもしれません。

2011年10月24日月曜日

スズメ蜂

雨水をそのまま下水へ流してしまうのはもったいないです。

参照 『雨水利用』
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/sp/usui/usui-1.html

庭木の水遣りなどに使うためタンクに溜めています。そのシステムの汚泥タンクにスズメ蜂がいました。
雨水を有効に使うため年に1~2回程度のフィルタ掃除が必要ですが今年はまだ掃除をしていません。そろそろその時期です。

実は特別な年になってしまいました。
福島原発事故の影響で汚泥除去フィルタの放射線量が若干ではありますが高くなっています。放射性物質が汚泥などに蓄積するようです。
一週間ほど前の実測では0.17μSv/hです。
この測定は自作ガイガカウンタです。
http://ja1cvf1.blogspot.com/2011/07/home-brew-geiger-muller-counter.html
信頼性には問題ありますが異常を発見する意味では有効です。
この数値は年間被爆量としては自然環境レベルより若干高い程度でもんだになるレベルではなくホッとしたのですがもっと怖い スズメ蜂がこのフィルタに入り込んでいたのです。
なんとなく元気がなさそうで、一匹だけなので安心したのですが、このままでは掃除ができません。
小さな隙間から入り込んで出られなかったのでしょう。
慌てて蓋を閉めお気の毒ですが隙間から殺虫剤を注入・ご臨終を待って掃除にかかります。
こんなことは初めてです。
逆襲が怖いので慌てて撮った写真ピントが合っていないです!!!

2011年10月13日木曜日

銀山温泉

銀山温泉
(山形県尾花沢市http://www.ginzanonsen.jp/ )へ行ってきました。
昔の姿を留める小さな温泉地です。
今回は老舗の能登屋さん http://www.notoyaryokan.com/ に泊まることが出来ました。
昔の姿を留めつつ新しい設備を取り入れたすばらしい旅館に変身しています。

銀山温泉を訪ねたのは初めてではありません、能登屋さんは建物が文化財登録されており漆喰によるデコレーションはすばらしいモノです。いつか泊まってみたい! その願望が叶ったのです。
温泉街はとても狭く車が入れません。温泉街の上の方に用意された駐車場からぶらり!
すばらしい景色が目に入ります。銀鉱山が栄えたときは賑やかであったであろう町並みに大正ロマン溢れるたたずまいはすばらしいモノです。
車の通らない町並みは独特の建築方式が見られます。雪国であるために建物の管理も大変な様子。
外観を見るだけでもその価値を感じられます。
こんどは雪の季節に来てみたい。
窓辺にたたずみ、しんしんと降る雪を何も考えず観ていたら・・・


銀山温泉も今風の鉄筋コンクリートになってしまった旅館もあります。
現在町並みを保存すべく旅館の改修工事が進んでいます。
木造建築が多い中、宿泊客の安全などを考え一部木造、一部鉄筋コンクリート造(能登屋さんもこの構造です)のハイブリッド建物が増えているようにみえます。
雪の多い土地柄適材適所の工事をしないと長持ちしないようです。
数年前に新築した旅館も入り口付近の木造部分の痛みが激しいようです。
いつまでもこの雰囲気が保たれることを期待します。