2012年7月23日月曜日

素人考えだけど

オスプレイがやって来ました。

垂直離発着機というのは考えるほど易しいモノではなさそうです。
ヘリコプタは機体にくらべ大きなプロペラを廻して揚力を得る。
飛行機はプロペラを廻して推進力を得る。その結果翼に流れる気流で揚力が発生し浮き上がる。ある程度の速度がないと揚力は発生しない。
オスプレイのプロペラは上を向いてるときはヘリコプタであり前を向いてるときは飛行機です。
ヘリコプタとして離陸するとき、翼にはタダ風が当たるだけで前からの気流ではないので揚力は発生せず無用なモノであります。
ヘリコプタとして所定の高さになったならプロペラを前に傾けると前進する。この時点で翼は揚力を生み出し機体を持ち上げるはずだがプロペラの起こす風は次第に角度が変わる為に素直に揚力が発生するか疑問です。
またプロペラの確度が倒れてくるのでヘリコプタとしての揚力は急激に小さくなる。
エンジンの出力をコンピュウタに制御させバランスの良いところを探しながら水平飛行に写っていく。
実はこれだけではない不安定要素が有るのです。
プロペラは高速で回転しているからジャイロ効果を持っている。
水平に廻っているモノを前方に傾けようとしたとき今の姿勢を維持しようとするのがジャイロ効果です。
これがあるから飛行機や船が安定に走るのです。
オスプレイの場合プロペラを前傾させると水平を維持させる力が働き簡単には傾きません。プロペラは水平を維持し機体は頭を上げようとします。
そうなると翼の気流角度が変わり揚力を発生することが出来なくなっていわゆる失速状態になる。失速すれば揚力は低下し、ヘリコプタとしての揚力も少なくなっているから墜落することになります。
これは着陸時にも同様なことが起きます。
着陸時には前方を向いていたプロペラを垂直にしますから機体はジャイロ効果で頭を下げます。
当然のようにスピードも落ちていますので前のめりに墜落する方向へ向きます。
さらに悪いことはオスプレイのプロペラはヘリコプタモードの為に異常に大きいのです。
そのため滑空直陸をするとプロペラが地面に当たってしまいます。滑空着陸は出来ないのです。
オスプレイの飛行モード変更は航空力学を無視して力ずくで飛ぼうとしているのです。
そのため、操縦がとても難しいのでしょう。

私は飛行機に関してズブの素人ですがオスプレイは怖い乗り物だと思う。ヘリコプタも怖いと思うけどそれ以上・・・
人間の技術過信の産物でコンピュウタがあるから何とか飛んでいるのでしょう。

0 件のコメント: