2013年1月22日火曜日

ピラミッドと客引きとナイル川 その2

エジプトは何といってもピラミッドです。
泊まったギザのホテルは夜中に到着したので気がつきませんでしたが大きなピラミッドのすぐ近くでした。 そう思ったのですが近づいてみれば実際には砂漠の真ん中でこんな椰子の樹なんか遙か彼方。
ピラミッドは砂漠の真ん中です。
これは王様の墓所であり権力の象徴でもあります。
エジプトにまつわる遺跡はほとんどがピラミッドに由来するモノで庶民の生活を感じさせるモノはほとんど見かけません。
ピラミッドは各地に沢山あります。
Wikipedia等を参照下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
ピラミッドの表面は階段状のでこぼこが目立ちます。頂上に一部に平らな面が見えます。作られたときは全面が綺麗に磨いた石灰岩の化粧板が張られていたようです。石灰岩といえば大理石と同じ、美しさは想像を絶するモノだったと思います。
内部は狭い通路で急な坂道もあり押しつぶされそうな感じです。

よく見かける砂漠地帯をラクダで旅する景色。ラクダの背は2m以上もあり歩くと大揺れです。見ると乗るとでは大違いです。冗談に云われる『ラクダは樂だ』は大違い!!
乗ったラクダは ガイドが予約してくれたので何事もなく乗れましたが、ラクダの周りは客引きがひしめいており大変です。そのほか何をしてもすぐにチップを要求され気分は良くありません。
早朝の青空は消え、風が強くなってきました。
砂嵐到来です。
息も苦しく、まともに目も開けられません。『ホテルに帰ったら必ずウガイするように』注意されました!
ホントにのどが詰まって真っ黒い痰が出たのにはびっくり大変でした。
こんな写真をよく見かけるので、ピラミッドの付き物はスフインクスと思っていましたが必ずしもそうではありません。
ピラミッドの比べスフインクスの数はずっと少ないようです。
頂上に鉄骨の枠が見えます修復工事中でしょうか、それとも避雷針??
ピラミッド本来の高さを表示していると、ガイドの説明でした。
避雷針と書いてあるガイドブックもあるらしい。
街角の様子。馬車や荷車が自動車とともに走っています。
道路は舗装されていますが線引きなどはほとんど無く自由自在?に走りその間を歩行者がすり抜けています。自転車はほとんど見かけません。
こんな形のピラミッドもあります。
これはわざわざ階段型に造ったピラミッドです。

皆さんお気づきでしょうか?
著名な観光地に観光客の姿がとても少ないのです。
あの革命以来、賢い観光客は消えてしまったようです。この後さらに観光客がいないことを実感することになります。
おとなしいロバは大活躍ですが重い荷物がかわいそうです。
町の人たちの写真はほとんどありません。
実は観光客が来ると客引きがどっと集まってきます。何処の国でも町でもその傾向はありますがここエジプトは半端じゃあありません。取り囲まれて身動きも出来ない状態です。カメラを向けたら、写真撮ったからとチップの要求が凄いです。
このすざまじさには参りました。観光客はしっかりガードして買い物なんかする人はいないのです。
ホテルの売店でもこの傾向は同じです。『これいくら』なんて聞けば売り込みが大変です。『見るだけタダ』なんて云ってますが買わずに帰るのは大変です。
みやげ屋には値札もない所が多く、しつこい客引きで買う気になれないと云うのが本音です。物価は安そう。10枚セットの絵はがきが1$。6.5エジプトポンド程度。実はエジプトポンドはなくても困りません。何処でも米$が通用します。ただし、釣り銭はエジプトポンドで来ることが多いです。
エジプト人も貰った米$ははき出さないのです。 エジプトポンドの価値は怪しい!!

これがエジプトポンドです。
友人の財布の中身を見せて貰いました
左上のよく見えないのが1エジプトポンド、15円程度に相当します。
エジプトポンドは成田でも両替できますが実際にはほとんど必要ありません。

ピラミッドを離れナイル川へ出てきました。
この船に乗って対岸?のホテルへ。
船頭?は3人・帆の上げ下げ、かじ棒の操作、もちろん船外機はありません。
出港するときは大変な忙しさ。沖へ出れば優雅に走りますが・・・初めての経験でした。
アスワンハイダムの堰堤。約4000mあるようです。
詳細は私の怪しい説明よりこちらをご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%A0
アスワンにはもう一つの旧アスワンダムがあります。

アスワンダムで造った電力はエジプト全土で必要な電力の1/4をまかなうと云われています。
それでも原子力発電の計画があるとか。
産油国でありながら革命以後ガソリン不足に悩まされているようです。これが関連あるのかは解りません。
市街地の渋滞は検問、そしてガソリン給油待ちの行列、異様な光景です。アスワンダムの警備は厳重で検問を2回ぐらい通ったと思います。もちろん少し離れた所に屯所があります。



送電線の吊架方式が面白かったのでアップで撮ってみました。
鉄塔は各相ごとに建てていますので3基で一組です。
電圧は??
碍子の数は30個です。 と云うことは計算方法が日本と同じなら 56万ボルト・・・凄いです。
参照
http://ja1cvf2.blogspot.jp/2012/04/blog-post_13.html

エジプトの送電線についてはこんな記事もありましたので参考にしてください。
『エジプトの送電線』
 http://overhead-tml.justhpbs.jp/egypt.html

 http://www2.jica.go.jp/ja/evaluation/pdf/1999_EG-P21_4_s.pdf

さていよいよナイル川クルーズのプログラムが近づいてきました。
船をホテル代わりに使い移動しながら観光します。

つづく その3
http://ja1cvf2.blogspot.jp/search/label/%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
linkはblogの構成上その1が一番下に出ます、おしまいが一番上になります。

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